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サウナ

サウナで美しさとリラックスを手に入れよう!

昨今のサウナブームにより、サウナはおじさんだけが入るものという概念がなくなり、若者世代にもサウナブームが浸透してきています。
「サウナ女子」という言葉も登場し、女性が気軽に足を運べるようになりました。
短時間でリフレッシュできるサウナには美肌はもちろん冷え性の軽減が期待できるなど、さまざまな効果があります。

サウナの健康効果とは

血行促進

サウナによって体の芯まで温めることで血行が促進され、体内を巡回する血液量が増加します。
美容面では血行促進によるデトックス効果で顔の血色がよくなるだけではなく、発汗によって毛穴に詰まった皮脂や汚れが落ちやすくなる効果も。
こうした働きかけによってニキビやシミ予防にも期待できるわけです。
毛穴の汚れは肌をくすませる原因でもあるのでサウナに入った後はお肌がワントーン明るくなったという方も。
さらに血行不良によって引き起こされた肩こりや腰痛の改善が見込めたり、内臓の働きが活発になることで便秘が解消されたり、女性が悩まされがちな不調を改善できる効果が期待できます。

自律神経を整える

サウナは交感神経と副交感神経のスイッチに働きかけることで、結果的に自律神経のバランスが取りやすくなります。
サウナ→水風呂→外気浴というサイクルで体内に急激な変化が起こると、その刺激で自律神経も整っていきます。
一連の流れを終えた後は、頭がすっきりしたと感じ、リラックス効果も得られるわけです。
フィンランドの大学の研究結果によると、サウナが交感神経系を優位にさせ、サウナを出た30分後に副交感神経が優位に働くことが示されています。
サウナでは通常より温度が高い空気によって、水風呂では温度が低い水によって全身が刺激されます。それによって体は興奮状態となりますが、これは交感神経系が強く働いている状態です。
そして、サウナや水風呂から出て外気浴をしていると、外からの刺激がなくなり、興奮状態から冷静な状態となります。副交感神経系が強く働くのですが、このことで副交感神経系を働かせて鍛えているのです。
自律神経が鍛えられることでメンタルが安定しやすくなります。
また、脳内ホルモンのβエンドルフィンが分泌され、オキシトシンやセロトニンが上昇することも科学的に証明されています。

サウナの種類とメリット

サウナというと温泉や銭湯に設置されているドライサウナが多いですが、スーパー銭湯や大きなスパ施設にはミストサウナやロウリュなどさまざまなサウナがあります。
サウナの種類を知っておくとことで、サウナをより満喫できるでしょう。

ドライサウナ

日本のサウナといえばドライサウナが主流です。
室温が高いドライサウナは、温度が約80~100度のため短時間で汗をかくことができます。サウナに5分入ったあと、水でクールダウンします。
これを3回繰り返せば体の汚れや老廃物を排出できて、代謝もアップ。時短で効率よく、キレイに近づけるでしょう。
熱さや息苦しさが苦手な場合、苦しさを感じるほど我慢する必要はありません。
じわっと汗をかく程度からはじめてみましょう。

ロウリュ

髪や肌が乾燥しにくいので女性に人気があるロウリュ。フィンランド式サウナとも呼ばれ、サウナストーンに水をかけて、その熱い水蒸気を浴びるサウナです。
温度は80度以下とドライサウナより低いですが、湿度が高いので、体感温度が上がり、しっかり体の芯まで温まり、肌や髪も潤います。
サウナストーンにかけるのがアロマ水の場合、アロマ効果が体に染み込み、リラックス効果や機能亢進効果が得られます。

スチームサウナ

その名の通り蒸気を発生させ、噴射することで室温や湿度を上げていく仕組みのサウナです。
湿度は約80~100%になりますが、室温は40~60度とそこまで高くならないので息苦しさは感じにくいでしょう。
ロウリュで蒸気を発生させる仕組みとは異なりますが、圧力によって蒸気の温度が高くなることもあります。

ミストサウナ

スチームサウナよりさらに細かい霧状の温かいミストに包まれて汗をかくミストサウナ。
温度は40~60度と低く、湿度は100%になります。湿度が高いためサウナによってはドライサウナより熱く感じるでしょう。
サウナ初心者でも気持ちよく汗がかけるので、時間をかけてじんわり汗をかきたい方におすすめです。

塩サウナ

塩サウナとはサウナ室内に置かれている塩を肌に塗ってマッサージすることで、発汗促進効果や美肌効果が期待できるサウナです。
徐々に発汗すると塩が溶けてくるので、それを全身に伸ばしていきます。
マッサージを兼ねて行うことで、健康にも美容にも効果があるのが特徴です。ただし、塩をゴシゴシこすりつけていくと肌を傷つけてしまうので注意しましょう。

アイスサウナ

サウナといっても温度はかなり低く、施設によっては-20度という超低温に設定されています。
乾式サウナと交互に行うことで、自律神経を刺激して働きを活発にし、心身のバランスが調整されて血行がよくなる効果があるそうです。
水風呂のように一気に体を冷やすのではなく、ゆっくり体を冷ましてくれます。水風呂が苦手な人やサウナ初心者におすすめのクールダウンサウナです。

サウナの正しい入り方

サウナの健康効果や種類について解説しました。巷ではサウナの効果の有無、むしろ健康に悪いなど、よく論争が起こります。
しかし、サウナの正しい入り方を理解して、サウナを安心に使うことで、健康に良い効果が得られるというデータは国内外にさまざまあり、サウナを役立てている医療機関も存在します。
そこで、正しいサウナの入り方について詳しくご紹介しましょう。

サウナに入る前に

まず、脱水を予防するため、水分補給を行ってください。のどが渇いていなくてもコップ一杯ほどはあらかじめ飲んでおきましょう。
サウナ前に水分を補給しておけばよりたくさんの汗が出て、老廃物や毛穴に詰まった皮脂などが落としやすくなります。
汗とともに塩分も排出されるため、水分補給の際に塩分も補給しておくと安心です。

サウナに入る前にシャワーで体を洗いましょう。そのままサウナに入るのは不衛生ですし、悪臭の原因になります。
サウナをよく利用する人は、マナーに厳しいため、場合によっては注意されることもあるので気をつけましょう。
シャワーで体を洗ったら、水分をよく拭き取ってください。
サウナに入れば汗でびっしょりになるからと思うかもしれませんが、そのまま入るとサウナ内で水分が蒸発する際に気化熱によって体の熱が奪われます。
その分、汗をかくのに時間がかかってしまうのです。

熱で髪が傷まないようにタオルで覆うなどの工夫をするといいでしょう。こうすることで、頭や髪の保護だけではなく、のぼせも防いでくれます。
施設によってはサウナハットをかぶることが許可されている場合もあります。

サウナハットの効果とは

サウナハットは熱から頭や髪の毛を守るための帽子です。サウナ室内は足元に比べて、顔や頭部のほうが温度は高く、その部分へかかるダメージが大きくなるとされています。
サウナハットはこうした過度な頭部へのダメージやのぼせから体を守るために効果的なアイテムです。

サウナ室に入る

準備が整ったらサウナ室に入ります。室内は座席が階段状になっていることが多く、上段のほうが温度は高めです。
サウナに入る時間は意見がわかれるところですが、感覚としてはしっかり温まった感じが得られれば十分でしょう。
目安は時間にすると10分ほどですが、施設の温度設定によって調節する必要があります。
脈を基準にする方法もあり、安全かつ有効な方法です。普通に会話できるくらいの軽い運動と同じくらいの脈拍数になったら出るようにしてください。

汗を流す

サウナ室から出たら、水風呂からかけ水や熱いシャワーで汗を流しましょう。
水風呂のかけ水は慣らしになり、入浴時の心臓への負担を軽減できます。
熱いシャワーの場合、汗を早く洗い流すのに効果的です。

水風呂に入る

汗を流し終えたら水風呂です。冷たいため、なかなか入ることができない人もいるでしょう。
コツは全身の力を抜いて息を吐きながら入水することで、歯を食いしばることなく入れてしまいます。
水風呂の入浴時間は1分ほど、呼吸をしたら気道がスースーし、脈拍が通常に戻ったら出るようにしましょう。

外気浴

水風呂から出た瞬間「ととのいタイム」は始まっています。速やかに体を拭いたら外気浴へ。
外気に当たれる場所があればそこへ行き、ベンチや椅子に座りましょう。目を閉じて、力を抜くことで、ふわふわとした気持ちのいい感覚を味わえるでしょう。
これが「ととのう」という状態です。この体験によって小さな悩みやイライラから解放されます。
時間は5~10分、体が落ち着いたら次のセットに移行してください。水分補給を忘れずに。

サウナ→水風呂→外気浴を繰り返す

一連の流れを1セットとして、これを数セット繰り返します。繰り返すことで「ととのう」を何度も味わえます。
また、この繰り返しで血管が拡がったり、縮んだりすることに。血管がストレッチされ、柔らかくなっていくのです。
繰り返しの目安は3セットですが、無理をせず、体調に合わせて適宜調整しましょう。

サウナでの過ごし方

慣れないうちは息苦しくてすぐに出ていた方も、長く入れるようになり余裕が出てくると退屈に感じることもあるでしょう。
サウナ室内の過ごし方についてもご紹介します。

テレビを見る

サウナ室にテレビが設置されていると自然にそちらに目が向くでしょう。
テレビに集中することであっという間に時間は過ぎていきます。しかし、自分の好きなチャンネルに換えられるわけではないので、興味がない番組はつまらなく感じるかもしれません。
座る位置や角度によって見えづらいこともあります。

考え事をする

仕事やプライベートの考え方をして過ごすという方法も。
サウナという環境で、まとまらなかった考えがすっきりしたり、思考がクリアになったりする可能性があります。
旅行や休みの予定など楽しい計画を考えるのもいいでしょう。