食べ物でもリラックスできる
私たちは何かとストレスを抱えやすい社会に住んでいますので、常にリラックスできる時間を必要としています。
リラックスできるものというのは、様々なことが関係していますが、食事を摂ることによってもリラックスすることができますので、食べ物を上手に選んでより心穏やかな生活を過ごせるようにしたいものです。
いくつかの栄養分には神経を鎮めて気分を落ち着かせる効果がありますので、そのような食品を意識して摂ることができます。
たとえば、緑茶や紅茶などのお茶全般には、テアニンという物質が含まれています。
これは鎮静効果がありますので、休憩時間にお茶を飲むというのは、リラックス効果を得るためにとても大事なのです。
脳内物質の分泌を支える栄養分を積極的に摂る
リラックス効果は主に脳の働きによるもので、セロトニンなどの脳内物質がきちんと分泌されていると、気持ちが落ち着き幸せな状態になります。
こうした脳内物質を分泌するのをサポートする栄養分が、いくつかの食品に含まれていますので、リラックスを図るためにも積極的に摂取するようにしましょう。
たとえば、GABAという物質は脳内物質の働きに大きく関係していますので、意識して摂りたいものです。
GABAはチョコレートに多く含まれることが知られていますし、トマトにも豊富に含まれています。
特にトマトはナイアシンなどの栄養素も豊富に含まれていますので、食事の中でたくさんトマトを使うようにしたいものです。
また、納豆、バナナ、チーズなどに含まれているトリプトファンも、脳内物質の分泌を助ける働きがあります。
アーモンドなどにも含まれていますので、ちょっと口がさみしい時などにおやつ代わりにつまむようにするのも良いでしょう。
食事に使われる材料としては、鶏肉や玄米などがあって、毎日の食習慣に含めることができます。
レバーや鶏肉はリラックス効果の高い食品
リラックス効果のある栄養分というのはいくつかありますが、こうした栄養分を含む食品をまんべんなく摂るのはなかなか難しいものがあります。
しかし、いくつかの食品には、複数のリラックス効果のある栄養分を含んでいるものがありますので、より効果的に摂取することができます。
その代表例と言えるのが鶏肉と牛のレバーです。
鶏肉には前述のトリプトファンの他に、コリンやパントテン酸などのリラックス効果を持つ成分が含まれています。
また、牛レバーにはビタミンB12やコリンなどの物質が含まれていますし、体を健康に保つのに重要な様々な栄養素も含んでいますので、心身ともにすこやかに過ごすのに大きな力となります。
こうした食品を積極的に食べて、毎日元気に過ごせるようにしましょう。