Q.うまくいかない婚活に心が折れてしまいそうです
現在30代になったばかりの女性です。
20代を終わる頃からずっと結婚をしたいと考えており、仕事柄独身男性と知り合う機会もあまりないためこれまで数年婚活を続けてきました。
これまで行ってきた婚活方法としては、ネットでの登録制の結婚相手紹介サイトを利用したり、そうした企業が主催する婚活イベントへの参加などがあります。
婚活パーティーに関して言えばだいたい月に1度くらいのペースで参加をしています。
最初のうちはちょっと気になる人ができて何度か二人だけで会ったりということもありましたが、ここ数ヶ月はめっきりよい出会いが減り、無理にデートをしてはその日のうちにお付き合いを解消するというようなことが続いています。
同じ企業の婚活パーティーを利用しているということもあり、同じ人と何度も別のパーティー会場ですれ違うというのも地味に気持がすり減ります。
なんだか周囲から「熱心に婚活をしているのにまだ相手を見つけられない」というようなことを噂されているかのようにも感じプレッシャーが大きくなってきました。
結婚をしたいという願望は昔よりも強くなってきているのですが、その反面でやればやるほど気持が落ち込んできています。
この先のことを考えて不安で眠れなくなってしまうこともあり、毎日が苦しくてたまりません。
どうしたら現状をうまく打開することができるでしょうか?
A.婚活を頑張りすぎる危険を知ってください
婚活は今や就活に並ぶ人生の一大行事です。
本来ならば自然に任せるだけではできないような出会いを企業に作ってもらい、そこでより自分の正確にマッチした人を探すことができるようにするというのが婚活の目的であったはずです。
ですがそうした条件による絞込ができやすくなった結果、気軽に断ることができるようになりむしろ婚活の難易度が上がってしまったという側面もあります。
また就活もそうですが活動中に相手からお断りをもらうと自分自身の人格そのものを否定されたような気分になってしまうので、何度も続くと自分への自信を大きく喪失してしまうことになります。
婚活をしているうちに精神が強くおちこみ他の活動を行うことができなくなってしまうようなことを「婚活うつ」と呼ぶことがあります。
これは決して大げさなことではなく、婚活がうまくいかないことが仕事や家庭生活に悪い影響を与えそれが自分の生活を維持していくことを困難にしてしまうケースがあります。
婚活がどうしてもうまくいかないというときには、いっそ少しお休みをして婚活の現場から離れてみるというのもよいと思います。
趣味をもって少し自分自身を磨くことを重点的に行うようにしたり、焦らずに結婚よりも自分の人生をよくすることを考えることでまた違った視点を手に入れることができるかもしれません。
A.条件だけで選び過ぎないように
婚活の便利なところは、自分の好みのタイプや結婚相手に望むことから相手の条件を絞り込むことができるという点です。
大手婚活サービスになると全国にいる膨大な登録データベースからより条件に近い人をピックアップしてくれるので、いきなり出会ったときからある程度相手のことを知ることができます。
しかしそうした条件で選んだカップルというのは、のちの離婚率がとても高いということが調査によりわかっています。
一見お金や見た目など自分の気に入った条件で選ぶのだからうまくいくだろうと思えるところ、逆に条件だけが結婚の決め手になっているとそれが失った時に同時に相手への興味を失うことになってしまいます。
もし婚活がうまく行っていないなら、まずは自分自身が条件にこだわりすぎた婚活をしていないかを省みてください。
自分が結婚相手に望むことの優先順位を考えなおし、どういった人に人間的な魅力を感じるかということを自覚するだけでかなり現状は変わってくるはずです。