Q.結婚に今ひとつ踏み切れない自分がいて困っています
現在お付き合いをして2年めになる彼氏がいます。
お互い20代後半にさしかかる年齢となっており、結婚に関する話題がこれまで全く出なかったわけではなかったのですがそれでも自分の気持の中では何となくまだ先のことという意識がありました。
それが先日本当に突然に彼の方からプロポーズをしてきたので、なんだかそれまであまり真剣に結婚について考えてこなかった自分を少し悔やんでいるところです。
とりあえず返事は保留ということにして3日ほどが経過したところで、どう返事をするのがいいか全くわからず困っています。
というのも交際期間が1年を過ぎてきたあたりでだいたい彼という人間がつかめてきてしまい、一緒にいてドキドキしたり楽しかったりというよりもなんとなく惰性で付き合っているという印象が強くなってしまったからです。
借金をしたり暴力を振るったりするような人ではないのですが、一方でなんとなく将来数十年と一緒にいることを考えると頼りないような気持になってしまいます。
どこがどう悪いということではないのですが、「本当にこの人でいいんだろうか?」という気持があるままプロポーズを受けてもいいのかという迷いがあります。
友人などに相談しようにも交際期間が長いのにいつまでもプロポーズをしてくれない彼氏がいたり、結婚を先にしたけれどもいつも夫の愚痴を言っているような人が多いので公平な回答を得るのは難しく感じます。
多少厳しくてもよいので公平で納得ができる回答をくださいませんでしょうか。
A.長く続くコツは気持をうまく伝え合うことができるかです
お付き合いをするだけならともかく、一生をともにしていくことになる相手となると慎重になるのは仕方がないことだと思います。
しかし一つ言えることは今自分の身の回りにある幸せというのは不幸せに比べてとても気づきにくく、亡くなってしまってから気がつくことが多いということです。
交際期間が2年とのことですが、確かにそのくらい一緒にいればある程度相手の人となりはわかるでしょう。
しかし何十年と連れ添ってきた夫婦であっても、かなり年をとってからようやく相手の知らなかった一面を発見するということもよくあるので今の時点で彼という人を決めつけてしまうのは少し判断が早急かもしれません。
ちょっとうがった見方をすると、あなたは彼という人を自分の理解できる範囲の中に入れて安心したいがために意図的に自分の知らない彼の姿を見ないようにしている可能性もあります。
結婚をするかどうかは仮にここや周囲の人がどれだけ素晴らしいアドバイスをしたとしても結局決めるのはあなた自身です。
なのでここでできるアドバイスはせいぜい、「結婚をするなら長続きできるカップルを目指して欲しい」ということになります。
もし今結婚に踏み切れない理由が相手の将来への不安や気持の揺れにあるなら、そのことを思い切って正直に彼に告げてみるというのがよいのではないかと思います。
その時にはケンカになるかもしれませんが、そこからお互いの理解を深めることで新たに見えてくることもあるでしょう。
A.結婚することを目的としないで
結婚をするとなると、相手に対して愛情があるというだけではやっていけないことも出てきます。
まず生活をしていくためのお金の問題がありますし、その他にも家事への協力度や育児についての方針など夫婦生活をしていくときにはいくつもの争いの種が生じてしまうものです。
もし質問者さんが将来に不安を感じているなら、それはもしかしたら普段の生活の中でなんとなく話が噛み合わない部分を感じているのかもしれません。
現在20代ということなのでまだそれほど結婚に対して焦りがなく「この人を逃してもまだ次のチャンスが有る」というふうに余裕を持っているということも関係あるのと思います。
年齢が高くなってくるとどうしても結婚をするということそれ自体が目的になってしまので、そうした焦りを感じる前に相手を選べる現在の状況はとても恵まれています。
いずれにしてもあとから後悔をしないように、相手の気持が変わらない程度にじっくりと考えて答えを出すようにするのがよいと思います。